LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
「でもさ、何で子供の父親が、海斗だってわかったの?浮気してたじゃん?」



「そんな事、俺が知るかよ。
逆算でもしたんじゃねぇの?」



優里は、そういう計算は得意なヤツだ。

悪知恵も働くし。



「産婦人科医でもわからない事を、あの子がわかるの?セクハラを受けるしか、やる事の出来ない子よ?」



…何だそれ;;

セクハラだけって…ま、顔は悪くないしな。

黙ってれば、可愛いだろうし。



「私の責任でもあるし、何かあったら言って?あまり関わると、飯島君に怒られそうだけど」



「出来てんのか」



「知らないのは、海斗だけ」



…俺は仲間外れかよ。

今はどうでも良いけど。
< 169 / 538 >

この作品をシェア

pagetop