LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
重い体を起こし、課に戻る。

書類とパソコンを交互に見てるも、やる気が起こらない。

仕事に没頭し、余計な事を考えれば良いのに、馬鹿な俺。



「香椎!」



「…はい」



課長に呼ばれ、立ち上がる。

デスクに近付けば、「帰れ」と言われた。



「顔色が悪すぎるぞ」



「はぁ…すみません」



仕事に集中も出来なかったし、ラッキーと思って帰る事にした。

神社の脇を通り抜け、家を目指す。

…神社、か…。

明日、休んで行ってみるか。

成美が書いた絵馬を、見てみたいし――…。




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