LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
「次はいつ病院なんだ」



「今月は終わったから、来月の7月8日」



「俺も一緒に行く」



「え?良いわ!海斗は働いてくれないと困るから!」



…何だ、こいつ…。

どうして、必死に断ってるんだ。

疑問を残したまま、社に戻った。



「はぁ、ウザッ…」



溜め息を吐き、成美が入院し、優里が通ってる大学病院へと向かった。

教えて貰えるかはわからないが、いざとなれば、看護師の1人位は騙せるだろ。



「すみません。糸田優里って、…来てますか?」



“通ってますか?”と言えば、確実に教えて貰えない。
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