LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
「びょ…院、だよ…?」



「成美…」



「あ、ンッ…」



ブラホックを外し、完全にオープンとなった胸を、舐める。

成美はもう抵抗はしないものの、誰がいつ来るかもわからない病室である事は忘れておらず、手を噛み、声を堪えてる。

右手は俺の頭を撫でてる。

成美を横にさせながら、股がり足を絡ませながらも行為は続く。

ジャージの中に手を入れれば、互いにリスクを犯してでも繋がりたいと思った。

廊下の足音に耳だけは集中させ、欲望の奥にある幸せを体中に感じる。

抱き締めた時、成美が微笑んだ気がして顔を上げる。

本当に成美が笑顔だった。
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