LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
…危ない。
もう少しで、下ネタを言われちゃうとこだった。
「大変、長らくお待たせ致しました。これより、斎藤旭さん“上半期・優秀エリアマネージャー賞”、授賞パーティーを開催したいと思います」
2人で肩を寄せ合い、拍手をしながら、壇上を見つめる。
まだ若い人の受賞に、先輩たちは複雑そうだが、恨めしそうな人は居ない。
それは、斎藤さんの愛想の良さだろうか。
「何か、優里さんが斎藤さんに惚れた理由、わかるな…」
「何でだ?」
「人懐っこい笑顔かな。まぁ、私はどうにも思わないけど。でも、あの笑顔は優しいよ」
海斗とは違う、優しさが見える。
もう少しで、下ネタを言われちゃうとこだった。
「大変、長らくお待たせ致しました。これより、斎藤旭さん“上半期・優秀エリアマネージャー賞”、授賞パーティーを開催したいと思います」
2人で肩を寄せ合い、拍手をしながら、壇上を見つめる。
まだ若い人の受賞に、先輩たちは複雑そうだが、恨めしそうな人は居ない。
それは、斎藤さんの愛想の良さだろうか。
「何か、優里さんが斎藤さんに惚れた理由、わかるな…」
「何でだ?」
「人懐っこい笑顔かな。まぁ、私はどうにも思わないけど。でも、あの笑顔は優しいよ」
海斗とは違う、優しさが見える。