LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
ホールに出て、2人に掃除をして貰う中、芽はレジの点検。

私は接客をする。



「今日もお迎え?最近、やけに仲良しね」



…“最近”ではない。

それに妊娠について、そろそろ話さなきゃいけない。

私はお客さんが一旦、引いたのを確認し、話そうと深呼吸。



「ごめん、苛めてるみたいね。
わかってるよ?成美が妊娠してるって事…」



「え…?」



「私たち親友よ。わかるって!」



芽は笑顔で私のお腹に手を添えた。

私も知られてた事に驚きながら謝罪を口にすると、頭を撫でられた。

優しい、笑顔で。
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