LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
「やっぱり無理だ。クリスマスですよ?」



「成美ちゃん変わったよね(笑)
いいよ、海斗さんここへ連れて来て」



「良くないですよ!何とか回しましょう。店長の事は、頼みましたから」



シフト表を何とか作成し、荷物を纏める。

海斗へ≪終わったよ≫とメールを送り、ホールに出て雑誌を立ち読みして、お迎えを待つ。

ファッション雑誌は、ウエストが大きくなり、オシャレの難しくなった私には無縁の為、料理のレシピが載った雑誌を読む。

昔、一時期ハマったクロスワードには目もくれず、レシピを頭に叩き込む。

この料理を作らなくても、応用したり出来たら、バリエーションも増えて、キッチンに立つ楽しみが湧く。
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