LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
そそくさと帰る店長は、奥さんが好きなケーキ屋さんで、クリスマスケーキを買うとか。



「……私、休憩」



「あ、うん」



店長が帰って行くのをチラッと見て、ようやく休憩。

「ハァ…」と、力が抜ける体を椅子に預ける。

≪そろそろ休憩だろ?無理してないか?≫

デスクに置いてた携帯を開けば、5分ほど前に、海斗からメールが着ていた。

履歴から海斗の携帯番号を出し、通話ボタンを押す。

癒されたかった。



『もしもし?』



「海斗?今、休憩に入った」



『そっか。疲れてないか?』



「疲れたよ」



けど、海斗の声を聞くと、元気になるよ。
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