LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
「どうして、3人は出掛けたんだ…。お義父さん、いつこっちに…」



「成美ちゃんに、隠してたんですよ」



「…何を」



お義父さんが隠したい事って……何となくわかった気がした。

でも、言葉にしたくなかった。



「…病院に行った時には、もう末期でした。そして、余生を一緒に過ごしたい、女性も居たんですよ。その女性に会いに来る途中の事故。成美ちゃんのショックは、事故よりも、その事だと思います…」



誠之介君が霊安室を指差す為、薄暗い部屋のアルミの扉を開いた。

そこには、お義父さんの手を掴み、涙を溢し続ける女性。
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