LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
「……え……?」



思わず、扉を閉めた。

誠之介君に振り返ると、固い表情で頷いた。

部屋に居た女性は、成美に似て居た。

正確には、成美のお母さんに。



「生き写し、と言えますかね…。お義父さんの気持ちは、わからなくもないんですが、このタイミングは、不味かったですね…」



エレベーターに2人で、成美の居る処置室に行くと、点滴をされて眠ってる。

乾いた涙の筋が残る頬を撫でると、ピクッと反応した。

目をゆっくりと開く成美を見てると、「夢、見た」と言われた。



「お父さん、死なないでしょ?」



そう続ける成美に、ただ抱き締めるしか出来ない。
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