LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
20分程で来た救急車へ、数人の野次馬を掻き分けて乗り込めば、救急隊員から質問攻め。
成美の鞄も持って来た為、細かい事は母子手帳からも調べて貰った。
点滴を受ける成美は、意識が混濁してるのか、目が朦朧としてる。
「――うぁ゛っ!!」
しかし、お腹を押さえ、痛みを訴え出した。
「早産の可能性あり!産婦人科の先生に繋いでって!!」
女性隊員の1人が、マタニティー服のワンピースの裾を捲り上げ、手を突っ込んだ。
「子宮口も開いてる……病院までどの位!?」
「5分です!!」
俺はただ、座ってるしか出来ないのか…。
成美の鞄も持って来た為、細かい事は母子手帳からも調べて貰った。
点滴を受ける成美は、意識が混濁してるのか、目が朦朧としてる。
「――うぁ゛っ!!」
しかし、お腹を押さえ、痛みを訴え出した。
「早産の可能性あり!産婦人科の先生に繋いでって!!」
女性隊員の1人が、マタニティー服のワンピースの裾を捲り上げ、手を突っ込んだ。
「子宮口も開いてる……病院までどの位!?」
「5分です!!」
俺はただ、座ってるしか出来ないのか…。