LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
隣に来た成美を抱き締め、自分が選んだ道に、誇りを感じた。



「どうしたの?」



「…愛してるから、こうしたいだけだ」



「そっか…っ」



嬉しそうに抱き着いて来る成美。

耳にキスすれば、背中を叩かれたが気にしない。



「ちょっと…っ?!;;」



首筋に吸い付き、キスマークを一つ。

今までもこれからも、成美だけの特権。

アホみたいにこの年まで、誰にも付けなかった。



「海斗…、私も、愛してるよ」



耳元で囁いた成美にキスを落とす。

一目惚れしたあの日の倍も何十倍も何千倍も……って、溺れ過ぎだろ俺…!




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