LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
建設途中に決まった2世帯住居への変更。

お義母さんへの、恩返し。

いつも助けてくれて、支えてくれるから、何かあった時にすぐ助けてあげたくて、傍に居たくて、私が決めた。

2人分の着替え・オムツ・哺乳瓶が入った鞄を置き、子供たちをチャイルドシートへと座らせる。

託児所へと送り、私はお店へ。

下川さんが借りてくれた駐車場へ車を停め、出勤。

朝の戦争だけでクタクタだけど、まだ弱音は言ってられない。

人生、これからなんだし。



「おはようございます」



夜勤だった下川さんに挨拶をしながら、ユニフォームを着る。

発注だけで、時間が過ぎてしまうけど。
< 518 / 538 >

この作品をシェア

pagetop