LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
起きた永美が、匍匐前進で近付いて来て、海斗の指をしゃぶる。

噛む力が強く、痛がる海斗がまた可愛い。



「永美、パパの指はばっちぃぞー?」



「ひぃぃー!」



意味が通じない永美は、甲高い声を出しながら笑ってる。

永斗は呆れたように笑ってる海斗の頬を叩いたり、引っ掻く素振りをしてる。



「お前ら!パパで遊ぶな!(笑)」



「パパが好きなんだよねぇ」



「いや、永斗はママっ子だろー」



でも、一番はやっぱりパパだよ。

優しくて、かっこよくて。

2人の自慢のパパ。

そして、私の自慢な旦那様。
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