LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
根深いと思われるが、あの人が顔を見る度に文句を言うから悪い。



「そんな根に持ってる?」



「岩佐が悪い!」



もうあの人の話は止め。

イライラして来る。

私はバックヤードの通信機に発注機をセットし、タイムカードを押して帰る準備。



「成美!明日、マンション行くから!」



「え…;;」



「何か文句でも?」



「いえ…;;」



芽に「お疲れ様」と言って帰ろうとすると、脅し交じりに、訪問報告された。

海斗さんに許可を貰うのも面倒だし、のんびり家事がしたかった。

マンションに帰り、洗濯物を取り込んで畳む。
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