桜星サンセット
文化祭の準備は放課後毎日ある。

私達は毎日顔を合わせるうち少しずつ仲良くなっていた。

他のグループもアンたちが気を遣っただけあって上手くいっている様だった。

接客担当といっても当日の接客だけではなく、やる事は沢山有った。

店の飾りつけや、メニュー、チラシなど予算内で作らないといけないのでひたすら手作りするしかない。

画用紙に手書きでメニューを書く。

アメリカンにするために、赤や青、星やストライプを多用してるから目がチカチカする。

「青木さん字上手いね。色のバランスも良いし」

加藤先輩が出来上がったメニューをチェックしながら言った。

「OK。雰囲気も合ってるし、これでいこう。チラシもお願い出来る?」

「はい。やってみます」

「よろしく!」

褒められた事が嬉しくて思わず引き受けた。

< 162 / 280 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop