桜星サンセット
「どうしたんですか?」

足が軽くなって、駆け寄る。

「なにしてんの?」

「アンの委員会、終わるの待ってるんです。先輩は?」

「どれ?」

「え?」

「ジュース」

「あ、ミックスベリー」

紙パックのジュースを渡された。

「オレもそれにしよ」

「あ、お金」

急いで財布を探る。

「いいよ、おごりー」

「でも・・・」

もたもたしているうちに先輩はジュースを飲み始めた。

「じゃあ、いただきます」

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