桜星サンセット
「青木さん!」

言いながら座り直して正座した。

「はい」

つられて私も正座した。

私達は正座して向かい合っていた。

何で正座してるんだろう、なんか面白い。

加藤先輩の言葉を待つ。

「えーーと・・・。そう、美術部、入りませんか?」

美術部?

「美術部って言っても好きな時に来て、好きな絵描いて、好きな時に帰ればいいから。部員は3年があと一人と2年が一人。一応オレが部長ね」

部活に入るなんて考えたことが無かった。

ウチの学校は体育系の部活は活発だけど、文化系のはほとんど聞かない。

「部費も少しは学校から出てるから、絵具とか買ってもらえるし、描く場所と道具が有るだけでも助かると思うよ。どう?」

それは魅力的だ。

それに加藤先輩と同じ部というのもいい。

これからもっと話したり、一緒にいられるのはきっと楽しいだろう。

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