桜星サンセット
理解って何?アンと私はうわべだけなんかじゃない。

本当に大切な友達だ。

アンだって私を運命の人って言ってくれたし。

それをなんでこんな全然知らない人に言われなくっちゃいけないの?

悔しい。

「お待たせー、コウちゃん」

まりこさんが帰って来た。

「ごめんねー、コウ」

アンも一緒だ。

「まりこさん、アンー」

助けを求めるように二人を呼んだ。

「あっ、コウスケ、何してんの?」

問い詰めるようなちょっと厳しい言い方をした。

「CD借りに来たんだよ。まりこさんこれ借りるね」

さっさと立ち去ろうとするそのコウスケという人をまりこさんは引き止めた。

「どうせパソコンで聞くんでしょ?ウチで聞いていきなさいよ」

コウスケはアンをチラッと見てから、お店のソファーに座った。

この人もいるんだ。

「じゃあ、座って。コウちゃん」

「はい」

気分を取り直して大きくてがっしりとした皮のイスに座った。

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