蝶龍

〜雷龍サイド〜



あの日から。
琉伊は学校に来なくなった。



学校には
休学届が提出されたらしい。



戒さんや圭さんが
いくら電話やメールをしても

電話に出ることも
返事が来ることもなかった



光樹「クソッ…琉伊…。」



裕斗「ホントにもぅ…会えないの??」



琉伊がいないだけで
俺らは笑うことも

ふざけることも出来ないんだ。



和慎「光樹!!皆ちょっと見てください!!」



慌てた様子で
パソコンの画面を指差す



拓哉「…なんやねんコレ」



春真「…琉伊が関係してるのは確かだな」



パソコンの画面に
映っているモノ




””雷龍へ



蝶龍こと天宮琉伊の
お仲間さん。

今さら距離をとっても
遅すぎたよ。


俺達…藍蛇が
雷龍を潰すから

琉伊をたぶらかした
君達には最高の

悪夢をみせてあげる。


せいぜい
死人が出ないように

俺達をがっかり
させないでくれよな。



さぁ…ショーの
始まりだ。




藍蛇””




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