IMITATION


デート次の日は平日で学校…。

秀也は養護学校で私は普通の高等学校。

昨日会ったばかりなのに、もう会いたい…。


授業中なのに、秀也のことばかりが頭に思い浮かんでしまう。
秀也に貰った指輪を眺める。

安物だけど、私にとっとは大切な指輪。

秀也が私の彼氏である証。
秀也も今は授業中なのかな。


何の授業をしているかな。同じ授業だったら凄いな…
もしかしたら秀也の好きな体育かも。


「よし、ここの問題を…鈴木」
「先生ーどの鈴木ですかー」

「お、鈴木は二人いたか。男の方の鈴木だ」

「名前で呼ぼうよセンセェ」

こういうとき、何故か私じゃないことが多いのは不思議。

「あ、女の方の鈴木はまたリア充的な妄想してる」
「…へ」
席が前の友達、華恋は中学校からの友達でよく授業中に空想する私に注意してくれる。


そういえば、またノートをとっていなかった。


そろそろ授業に集中しなきゃ

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