未完成なパズル




おそらく彼も私の事を
覚えていたのだろう。


目を合わせたまま、
近付いて来る。


そのまま私の隣の席に座ると、
椅子をこちらに向け


「君、さっきの!」


満面の笑みで話しかけてくる。


「まさか同じクラスになるとはな!」


妙にテンションが高い。




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