イケメン彼氏の秘密
勉強を終らせ、夜ご飯作り。
斗真は向こうで私が解いた問題を採点中。
人に食べさせる、ってなると失敗しちゃうんだよね。
不味かったらお兄ちゃんに文句言われるし、斗真にがっかりされちゃう。
……頑張んなきゃ。
「あと…塩と胡椒……」
「恭奈」
「へっ!?なっなんっ…!?」
突然後ろから斗真の声。
振り返った瞬間、キスをされた。
舌で私の唇はこじ開けられると、何かが入ってきた。
甘い…イチゴ味……飴?
「全問正解だったからご褒美」
「いっ今くれなくてもっ…!っていうかく、口…口移しじゃなくたって!」
「集中しすぎても失敗しちゃうよ?」
料理のこと…?
だって集中しないと失敗しない?
「俺は恭奈の手料理が食べれたらそれで十分だし」
「不味かったら嫌でしょ」
「料理は愛情。「斗真大好きー」って想いながら作りな。そしたら美味しく感じる…と思う」
「何それ……」
それで美味しくなるなら絶品ものだよ、私の料理。