イケメン彼氏の秘密
どんっと文字が出てきそうなくらいの大きなお屋敷。
斗真の家より大きいかもしれない。
もう聞かなくても誰の家なのかがわかる。
インターホンを押すと、メイドさんが出てきて斗真と話した後私達を案内してくれた。
「…いらっしゃいませ、斗真さん。何か忘れ物でもしまして?」
「恭奈、携帯貸して」
「え、うん」
私から携帯を受けとると、操作をした後真由美ちゃんに見せた。
「正直に言えよ?これを恭奈に送ったのは真由美だろ?」
「……どうしてそう思いますの?」
「この時間に俺の携帯を持ってたのはお前だから」
「それだけの理由で私だと疑いますのね。他の方が持っていた可能性だってありますのに」
そう真由美ちゃんに言われて斗真は口ご
もる。