私の彼氏様は危険人物!

にしても・・・

女ってめんどくせーよな

いちいちキャーキャーうっせーし

「じゃあ、竹井君はあたしの後ろに来てね」

「あ、わかりました」

営業スマイルを張り付ける

「みなさ〜ん
 今日は転校生がきました〜」

ちらっと教室の中をのぞく

すると

窓側にいる女に

猫耳としっぽがあった

おいおい・・・

もしかしてさっきの妖気って・・・

はぁ〜

まぁ、あのレベルなら半妖だな

「はじめまして、竹井留依って言います
 これからよろしく!」

また営業スマイルを張り付けた

なにかとこっちの方が便利だからな

「じゃ、竹井君はあそこの席ね」

「はい」

げっ

女の横・・・

しかも、あの女・・・

どうしよかな?

調伏するのか?

でも、悪さしてね―しな・・・

ちょっと考えるか

でも・・・スゲーかわいい・・・美少女って言うのか?

背は小さい気もするけど
黒髪のショートでツインテールにしていて
顔は目が大きくて、唇はふっくらとして

なんか・・・みたことがねータイプ

俺に寄り付いてくるのなんて、男か、パンダのギャルくらいしかいないし・・・

< 11 / 103 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop