私の彼氏様は危険人物！

｢やめとくよ！あんな、サイテー陰陽師！あたしのファーストキスを奪ったやつなんて！｣

｢まぁ、結婚しようが別にいいんだが･･･そうとう変わり者ってことになるな｣

洋次郎さんが言った

たしかに･･･

ということは、うちのお母さんとお父さんもそうとう変わり者なんだよね･･･

｢まぁ、とりあえずあんなサイテー陰陽師とは、そんな関係望んでないから！｣

そうよ！
そんな関係望んでなんかないもんね！

｢ちょっと、茜！｣

｢何？みかん｣

｢あそこに、人間がいない？｣

｢うそ！｣

｢たぶん人間だよ！｣

人間が!?

どうしているの？人間が！

｢行ってみようよ｣

｢え、いいよ。あたしは｣

すると
みかんは小さくため息をついて

｢いいから行くよ｣

と言ったあとあたしを
人間がいるであろう引っ張っていった