腹黒剣士に惚れました。
「お姉ちゃん…」
その声の主はやはり、私の実の姉“鈴夏(リンカ)”だった。
「鈴羽、大丈夫?凄いうなされてたし…
涙でてるよ、変な夢でも見た?」
「え…」
頬に触れると生温かい物が指に触れる感触があった。
「ありがとう。でも大丈夫だよ。心配かけちゃってごめんね。」
鈴夏は余程心配していたのか、
私が返事をすると、優しく目を細めて言った。
< 2 / 389 >

この作品をシェア

pagetop