ケータイ戦士セーラーフォーン
トルブ
「その通り。
 そしてサイバーケータイワールドで残った妖精は、そのパケット妖精のみ」



「ええーっ!?」


ププ
「サイバーケータイワールドの妖精達は皆あいつらに……ププゥ~」



と、悲しい表情になるププ。


トルブ
「さあ、そのパケット妖精を渡してもらおうか」



「嫌よ!」


トルブ
「何!?」



「ケータイが使えなくなったら困るモン!
 メールとか出来なくなるし、それに……
 ケータイ小説が読めなくなっちゃうじゃないの!」


トルブ
「ふん、そんな事は我々の知った事ではない。
 さあ、パケット妖精を渡せ!」



「嫌っ!
 絶対に渡さない!」


トルブ
「……
 ならば仕方ないな……。」



トルブは掌を瞳の方に向けると、その掌から火の玉の様なものを発射した。


ププ
「危ないププ!!」



火の玉の直撃は免れたものの、その火の玉の爆風でププを抱き抱えたまま吹き飛ばされる瞳。



「きゃーーっ!!」







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