ケータイ戦士セーラーフォーン
それは人の形をしているが人の姿ではなかった。
いくら瞳でも、それは直ぐに分かった。



「一体、何者なの?」


ププ
「サイバーダークの住人だププ」



「サイバーダーク?」


トルブ
「我が名は『トルブ』……
 ほお、リアルケータイワールドの住人も一緒か」



「リアルケータイワールドって?」


ププ
「ププらは、この世界の事をリアルケータイワールドって言ってるププ」


トルブ
「そのパケット妖精をこちらに渡してもらおうか」



瞳はププをしっかりと抱きしめる。



「ププをどうするつもり?」


トルブ
「我がサイバーダークがケータイワールドを支配するには、そのパケット妖精がどうしても邪魔なのだ」



「ケータイワールド?」


ププ
「奴らはケータイワールドを支配しようとしてるププ。
 ケータイワールドが支配されると、この世界のケータイが使えなくなってしまうププ」



「ええーっ!?
 そんなぁ!?」



驚愕する瞳。





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