ケータイ戦士セーラーフォーン
第5話:友情復活の証は新戦士誕生!

第5話:前半

白いラインの上を走り抜ける。

ストップウォッチのタイムが切られる。


コーチ
「どうした、磯崎!
 タイムが落ちてるぞ!」


奈美
「すみません、コーチ!
 もう一度、お願いします!」


コーチ
「……
 いや、今日はこれ位にしておこう」


奈美
「え!?
 どうして?」


コーチ
「これ以上やっても無駄だからだ」


奈美
「コーチ……」


コーチ
「今日はゆっくり、体を休めておけ」


奈美
「……はい」



昨日の瞳との事を忘れ様と練習に打ち込む奈美だったが、
どうしても腑に落ちない事もあり、苛立ちさえ覚えるのだった。
その焦りのせいか、中々練習の成果が上がらなかった。

一方、瞳達は……

校舎の屋上。
そこは、いつの間にか自然と瞳達の語りの場となっていた。
瞳と鈴音以外は誰も居ない。


瞳
「奈美ちゃんとは今まで何度か喧嘩した事あったけど、
 今度ばかりはダメかも……」


鈴音
「瞳ちゃん……」


ププ
「瞳、元気出すププ」


鈴音
「瞳ちゃん、あの時もし本当の事を言ったら……」


瞳
「うん、もしかしたら信じてくれたかも知れない。
 でも、インターハイが近付いてる奈美ちゃんを巻き込みたくなかったから……」


鈴音
「……」


瞳
「と言っても、コンクールが近付いてる鈴音ちゃんを既に巻き込んでるから、
 こんな事言える立場じゃないんだけどね」


鈴音
「ううん、そんな事ない。
 私、あのお蔭で"変われた"んだから」


瞳
「鈴音ちゃん」


鈴音
「きっと、奈美ちゃんも分かってくれるわよ」


瞳
「うん。
 ありがとう、鈴音ちゃん」






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