天神学園高等部の奇怪な面々21
「高機動ブースターを校庭に運び終わったら、カリナは遊びに行っていいぞ?」

発明馬鹿の声で、カリナはふと我に返る。

「え、何でよ。運用テストするんじゃないの?」

「せっかくのゴールデンウイークだ。お前も遊びに行けばいいだろ」

振り向きもせず、ぶっきらぼうに言う発明馬鹿。

遊びに行けばいいだろ、と言われても。

「…ゴールデンウイークなんて、どう過ごしていいかわからないもの…」

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