レンタル彼氏 Ⅱ【完結】
「私ね、ジャーナリストになりたかったの。
だから、レンタル彼氏って気になって気になって。
そんな時偶然伊織と出会ったんだ」
「…………偶然」
「うん、神様の悪戯って思っちゃうような偶然」
私はふふっと笑いながら、伊織の笑顔を思い出す。
「……レンタル彼氏なんて仕事、何でしてんだろーってずっと思ってた。
…そんな理由、私にはわかるわけないよね。
聖にお気楽って言われるのもわかるよ」
「…いずちゃん」
「ううん、わかってんの。
自分が果てしなく幸せだったんだって。
それを伊織に押し付けようとしたのは私。
伊織の傷を、何も見ようとしないで自分の不安を押し付けたのは私」
「…………」
聖はぐっと言葉を飲み込む。
そんな聖に目を細めて微笑みかける。
「聖の闇も、伊織の闇も、私がわかるわけないんだって。
だって、私は何不自由なく暮らしてきたんだから」
でもね。
だからこそ。
「だからこそ、私は光をあげられるんじゃないかって思ったんだ」
「光……?」
尋ね返す聖に頷く。
だから、レンタル彼氏って気になって気になって。
そんな時偶然伊織と出会ったんだ」
「…………偶然」
「うん、神様の悪戯って思っちゃうような偶然」
私はふふっと笑いながら、伊織の笑顔を思い出す。
「……レンタル彼氏なんて仕事、何でしてんだろーってずっと思ってた。
…そんな理由、私にはわかるわけないよね。
聖にお気楽って言われるのもわかるよ」
「…いずちゃん」
「ううん、わかってんの。
自分が果てしなく幸せだったんだって。
それを伊織に押し付けようとしたのは私。
伊織の傷を、何も見ようとしないで自分の不安を押し付けたのは私」
「…………」
聖はぐっと言葉を飲み込む。
そんな聖に目を細めて微笑みかける。
「聖の闇も、伊織の闇も、私がわかるわけないんだって。
だって、私は何不自由なく暮らしてきたんだから」
でもね。
だからこそ。
「だからこそ、私は光をあげられるんじゃないかって思ったんだ」
「光……?」
尋ね返す聖に頷く。