レンタル彼氏 Ⅱ【完結】
「…俺ね、いずちゃんのこと好きだからさ。
いずちゃんが、本当に迷惑ならもう会わないよ」
肩を落として、泣きそうになりながら……。
…………って、まじで泣いてる?
「…いず、ちゃんっ、お、れとっ会いたく、ないっ?」
「………………………」
こんな泣きながら言われて、断れる人がいたら知りたい。
「……………会う、だけならいいよ」
あー、会わない気でいたのに。
これじゃ、断れない。
私に本気なのか、わからないけど…。
たまーに会うぐらいならいいかな。
本当、たまにね。
聖はぱあっと顔を明るくさせて、笑顔になった。
「いずちゃん、よかったああ」
「………あーはいはい」
聖って何者なんだろ。
こんな、得体の知れない奴滅多にいないよ。
こんな謎が多いなんてさ。
伊織みたいじゃん。
ははっ。
でも、聖は伊織と全然違うもんね。
無邪気な感じとか、伊織にはないし。
聖が太陽なら、伊織は月みたい。
だけど、私はそんな伊織のことが大好きなんだ。
いずちゃんが、本当に迷惑ならもう会わないよ」
肩を落として、泣きそうになりながら……。
…………って、まじで泣いてる?
「…いず、ちゃんっ、お、れとっ会いたく、ないっ?」
「………………………」
こんな泣きながら言われて、断れる人がいたら知りたい。
「……………会う、だけならいいよ」
あー、会わない気でいたのに。
これじゃ、断れない。
私に本気なのか、わからないけど…。
たまーに会うぐらいならいいかな。
本当、たまにね。
聖はぱあっと顔を明るくさせて、笑顔になった。
「いずちゃん、よかったああ」
「………あーはいはい」
聖って何者なんだろ。
こんな、得体の知れない奴滅多にいないよ。
こんな謎が多いなんてさ。
伊織みたいじゃん。
ははっ。
でも、聖は伊織と全然違うもんね。
無邪気な感じとか、伊織にはないし。
聖が太陽なら、伊織は月みたい。
だけど、私はそんな伊織のことが大好きなんだ。