恋したその日・・・

いやがらせ!?

〈幸せだな~ずっとこの幸せが続くといいな~〉
私はベットに横になりながら1人でつぶやいた
気持ちが通じ合うってこんなに嬉しいならもっと早くに和君に私から告白してればよかった

「春~ ご飯よ~」

「は~い」
バタバタバタバタ・・・・・
「春 和君とはどうなってんの?」

「なんでお母さんに、言わないといけなないの?」

「そんな事いちゃうんだ~ 和君の事お父さんに言ちゃうぞ」

「言うから言わないで!!」

「わかればよろしい」

「和君とは、一緒に帰るだけだよ」

「それだけなの!? もっと進展は?」

「いいでしょ、別に」

「ごちそうさま」
なんでそんなに気にするんだろう?気にしてたらきりがないしもう寝ようた思いベットに潜り込んだ

次の日
「和君、おはよう」

「おう、春」

「行くぞ、乗れ」
自転車の後ろに乗ると、昨日のお母さんの話を思い出す
[それだけなの?]
お母さんには関係ないじゃんと思いながら和君に抱きついた

「春、どうかしたか?」

「ううん、気にしないで、早く行かないと遅刻するよ」

「心配事があるならちゃんと言えよ!」
和君は、たまに優しくなる、そのたまにの優しさが私にとっては、嬉しい
(和君、大丈夫だから)

学校は、自転車だとすごく近く感じる

「ここでいいよ、自転車置いてきて」

「おう、下駄箱のとこで待っとけよ」

「わかってるよ」

自分の下駄箱を開けたら、自分の靴ではなくて、クシャクシャに丸めた紙が何個も何個も入っている
紙はすぐに捨てたが、自分の靴が探しても一向に見つからない
(なんで無いの・・早く探さないと、和君が来ちゃうよ!!)
すると、周りから笑い声が聞こえた
「ブスのくせに、坂下君と付き合うからよ!」
「クスクス、とっとと別れればいいのよ」
(あ~嫉妬か、誰と付き合っても良くない?)
「おい、春、何してんだ?」

「えっ、落し物しちゃて、でも、もう見つかったから」

「ならいいけど・・春靴は?」

「家に置いてきちゃた」

「俺の貸してやるよ」

「いいよ、和君に悪いし」

「いいから、はけよ」

「ありがとう、和君」




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