思い出のきみ
オレは、沙依の体の隅々にキスをした。

沙依も、オレの体の隅々にキスをした。

二度と抱き合えないと覚悟していたから、喜びはひとしおであった。


「修ちゃん。もう、二度とあんな事はしないって、約束をして」


「あぁ。約束するよ。もうこんな拷問はごめんだよ。」


長い長いキスをして誓った。


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