思い出のきみ
しかし、悪い予感は当たるもので、犠牲者が出てしまった。


腹部を撃たれたが、一命をとりとめた。


治療に当たったのが、沙依が勤めていた帝都中央病院の救命センターの医師である。


話しを聞きに行くと、沙依の指導医だった土居医師が対応してくれた。


大橋が土居医師と話し、オレは病院内を見渡した。


いないはずの沙依の姿を探していた。
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