梶山書店物語〈壱〉
今日の私の気分はパンの間に目玉焼きにハンバーグが挟まった限定商品。

「こいつ臭いから洗ってやろうぜ」

「くせー!まぢ、くせー」

商店街の店が閉まると静まり返って昼とうって変わって声が響く。

「お前等の香水の方が臭いと思うっすよ?」

「誰だァ?てめぇは!?」

「何?俺等に何か用?
調子乗ってんなよ」

見下したような笑いで人の顔を見てくる。
こいつらって私より年下なのに何をエラソーに言っちゃってんの?

「調子に乗ってんのはお前等っすよ」

目の前にいた男に頭突きを喰らわしてやった。



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