梶山書店物語〈壱〉
「もち…」

「行けるわけ無いでしょう。
店長が行ったら誰が店を見るんですか?」

「一時間ぐらい抜けるぐらいいいだろ」

どっちが社員でバイトなのかわかんない。

「ダメですよ。最中が休みなんだから」

嫌な予感がした。
次に言う店長の予想がつく。

「アイス、店長命令だ。
私の分と店の分貰ってこい」

あー…、やっぱり。
こんな時だけ店長命令。

「嫌っす」

「お願いだからー!」

プライドなんて持ってないのか土下座しながら駄々を捏ねている。

この人は本当に此処の店長なんだろうか。


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