梶山書店物語〈壱〉
「いい加減、そのサイン本は事務所に置いてきたらどうですか?曽良さん」

大事に抱き締めているサイン本。本当にファンなんだと伝わってくる。

「もうちょっと触れ合いたいじゃん」

「燃やしますよ」

「この子、何なの!?」

鈍感な店長は慌てて事務所にサイン本を置きに行った。

「羽鳥千尋に嫉妬っすか?」

「うるさいよ」

奥村君は、かなり嫉妬深い。
店長は気付いてもない。
それを言ったら店長は、どんな反応するんだろう。





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