再会～初恋のやり直し～
翌日、私は三好君に連絡した。

「私を抱いてください。」

三好君はびっくりして「まじ？」と聞いてきた。

「はい。」

三好君は大笑いした。涙を流して笑った。

「冗談だろ？」

それでもまじめな私に向かって、

「どうしたの？」

「私、本気です。愛が欲しいです。」

「どうしちゃったの？らしくない。」

ちょっと三好君は困った顔をした。

私も困った。私、本気なのだ。

「ダメですか？」

私はドキドキした。断られたらどうしよう。告白の返事を待つのってこんな感じなのかな？

「その前にどうしてそういうことになったのか説明してもらってもいいかな？いきなりなんでオレも戸惑ってて・・・。」

「昨日、旦那にすべて話しました。三好君のこと。市原君のこと。そしたらとりあえず”三好君に抱かれてこい”と言われました。」

三好君はさすがに戸惑っていた。だがその後大笑いした。

「旦那、公認か？なんか複雑な気持ちだな。お前の旦那すげーな？」

と言って私を車に乗っけて海の見える最高のホテルに連れていってくれた。



< 39 / 45 >
表紙・目次

この作品をシェア

pagetop