再会~初恋のやり直し~
「山田さん。ひと目見てすぐわかったよ。全然変わってないし。なつかしいな~。副会長よろしくな。」

と言って握手を求められた。

「あの~。市原さんってあの市原君ですか?」

「なんだ、覚えてないのかよ。小5のとき同じクラスだった市原だよ。」

「ごめんなさい。小学校のときのこと、そんな覚えてなくて・・・。」

市原君はちょっと寂しそうに笑った。

「また小学校のときのように楽しくやろうぜ!」
と言ってくれた市原君に私は、

「よろしくお願いします。」
と言うことしか出来なかった。

私は、ブルーな気持ちで家に帰った。




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