志緒少々

披露宴は都心にて行われました。

吹雪ではありましたが、

とても素敵な披露宴でした。

しかし、二次会の会場へと移動する途中のこと。

オシャレなビルの大理石の床が、

吹き付ける雪と溶けた水でとんでもないことに!



まるでスケートリンク!

男性陣やホテルでフラットなブーツに履き替えた友人たちでさえ、

ツルツルと滑りまくります。

「志緒、その靴じゃ来ない方がイイかもよ」

「危険すぎる!」

いやいや、替えの靴なんて持ってないし!

行かないわけにもいかないし!

勇気を出していざ大理石のリンクへ!

つるっ。

ギャー!

滑る! マジで滑る!

両手をバッグやら引き出物やらで塞がれ、

うまくバランスの取れない私。

案の定……

つるっ! ゴン!

「志緒ーーー!!」

すってころりんしました。

痛かった……。

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