志緒少々

さて、一回目の大雪は2月8日でした。

友人の披露宴に出掛けるため、

バッチリめかし込んだ私は、

自宅の扉を開けてすぐに閉じました。

朝、町は既に白銀の世界だったのです。

この時点で積雪5センチほど。

さすがにピンヒールの靴では歩けない。

そう判断した私は、

とりあえずピンヒールよりは安全そうな靴に履き替えました。



パーティードレスだったので、

さすがに耐雪のブーツなどは履けないなぁと。

ヒールは譲れないなぁと。

柄にもなく乙女心を発揮した坂井志緒。

この判断が、後に悪夢をもたらすのです……。

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