引っ込み思案な恋心。-3rd~final~
「馬場もこの塾来てんの?」
「え?うん。Eクラスらしいよ」
「ふーん」
え?それだけ???
私の返事を聞いたら、またすぐに携帯の方に視線を戻しちゃうし。
もしかして…、あかねちゃんが言ってた通り、ホントにあかねちゃんには何の興味も無くなっちゃったのかな…?
「あっ、あのさ…、あかねちゃんとヨリ戻そうとか思わないの…?」
余計なおせっかいなのは分かってる。
だけど、さっきの元気すぎるあかねちゃんを見ていると、事情を知る者としては痛々しく感じてしまう。
倉本くんには嫌な顔されるのを承知で…、私は質問してみた。
すると、倉本くんは携帯電話の画面をパチンと閉めて、私の顔を見てきた。
「杉田は俺達の別れた理由…、どこまで知ってるわけ?」
「え……?」
倉本くんの顔が、ちょっと怖い。
どうしよう…、全部あかねちゃんから聞いたとか、言った方がいいのかな?
でもどんなに考えても、私にはあかねちゃんに非があるとは思えない。
だからって、ここで倉本くんを責めるつもりもないんだけど…。
どう答えていいのか分からなくて少しうつむいたら、倉本くんの深いため息が聞こえてきた。
「言えない…ってコトは、大体の事情知ってるわけだな」
「え?あの…、ごめん!別に無理矢理聞いたわけじゃないから…」