引っ込み思案な恋心。-3rd~final~





あかねちゃんと別れたのを知ってから、何となく倉本くんとは話しにくくなってしまって、教室の中でも拓を介して数回しか話してないんだよね。





でもやっぱりというか…





去年も夏期講習の時同じクラスだったし、有り得るかとは思ってたんだけど、どうしよう…。





今のところ倉本くんは、いつものように携帯をいじってるみたいで、私がいることには気が付いていない様子。





だから、倉本くんに気付かれないように少し遠い席を探そうと思ってたんだけど…。






「あっ。杉田」



「え…っ!?」






やばいーーーっ!



気付かれちゃったよ!!





倉本くん…、いつも鋭すぎなんだってば!






「席探してんのか?こっち空いてるけど」



「え…、いや……」



「馬場と別れたからって杉田に言い寄ることなんかもうしねえから」



「あ……、うん…。じゃあ…」






私も私だよね。





こういう時、きちんと断れたらいいんだけど、特に同じAクラスに友達とか知り合いもいないし、口実がないとなかなかハッキリ言えないんだよね…。





こんな性格、どうにかしたいんだけど。








結局誘われるがまま、私は倉本くんの隣の空いている席に座ってしまった。





私はとりあえず最初の授業の準備を始めたけど、倉本くんは足を組んで携帯の画面を見つめたまま。





すると、急に倉本くんが携帯から私の方に視線を移してきた。





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