引っ込み思案な恋心。-3rd~final~





間山さんの言葉にちょっとガッカリしていると、拓が私を呼びながら前から歩いてくるのが見えた。





あれ?



拓、私達よりもずっと前の方で並んで歩いてなかったっけ?






「おっ、杉田さんの彼氏だー」



「どしたの?後ろの列に」



「おう。ちょっと柚借りていーか?」



「どーぞどーぞ。お好きなだけ♪」



「わりいな。俺、このまま柚とお土産買う約束してっから」



「そーだったの?杉田さん言ってくれればいいのに〜」






わわっ。



拓ってば余計なことを…。




そんな約束、してなかったじゃん。。。






…とはいえ、助かったかも。






拓は私の腕を掴んできて、そのまま私達はまたクラスの列の最後尾へ。






「拓…どうしたの?」



「今がチャンスと思ってな〜。この通り歩き終わったらお土産タイムらしいぞ。テキトーに別れていいらしい」



「そうなの?」



「だから…、聞かせてくれないか?もちろん柚の話せる範囲でいーけど…、ここまで後ろだったら、アイツらにも聞こえないだろーし」



「あ…、うん……」






あ、そう言えばまた蘇我さん置いてきちゃった。





またパシられなきゃいいけど…。





< 74 / 281 >

この作品をシェア

pagetop