引っ込み思案な恋心。-3rd~final~
間山さんの言葉にちょっとガッカリしていると、拓が私を呼びながら前から歩いてくるのが見えた。
あれ?
拓、私達よりもずっと前の方で並んで歩いてなかったっけ?
「おっ、杉田さんの彼氏だー」
「どしたの?後ろの列に」
「おう。ちょっと柚借りていーか?」
「どーぞどーぞ。お好きなだけ♪」
「わりいな。俺、このまま柚とお土産買う約束してっから」
「そーだったの?杉田さん言ってくれればいいのに〜」
わわっ。
拓ってば余計なことを…。
そんな約束、してなかったじゃん。。。
…とはいえ、助かったかも。
拓は私の腕を掴んできて、そのまま私達はまたクラスの列の最後尾へ。
「拓…どうしたの?」
「今がチャンスと思ってな〜。この通り歩き終わったらお土産タイムらしいぞ。テキトーに別れていいらしい」
「そうなの?」
「だから…、聞かせてくれないか?もちろん柚の話せる範囲でいーけど…、ここまで後ろだったら、アイツらにも聞こえないだろーし」
「あ…、うん……」
あ、そう言えばまた蘇我さん置いてきちゃった。
またパシられなきゃいいけど…。