おバカな青春ライフスタイル

俺たちもさすがにまずいと思って周りのテストモードに便乗した。


3日後……



「………どうだった? 」


森屋が核心に迫る一言を放つ。


その話題に最初に飛び込んだのは要だった。


「………あぁ、英語と日本史はなんとか平均だ 」


「dogと徳川どんだけ出たの!? で………康太は? 」


「ん、あ………うん 」


「露骨に落ち込むなよ………ほら、誰だって不得意なものとかあんじゃん! 俺だって3教科も赤点だよ! 」


森屋は必死に俺のカバーに入る。


「あぁ! だよな!! 」


俺が景気づけに思い切りジャンプしてみせると鞄からプリントが溢れた。


それを森屋は「あぁあぁ、何してんだよ全く~ 」


と微笑ましく拾い上げてく。


そしてはっとしたように何か呟き始めた。


俺は「やばい」とだけ漏らし全力疾走した。


~要~


私は状況が理解できず首を傾げる。


「森屋よ、奴は一体どうしたんだ? 下痢か? 」


「………88、76、92 」


「誰かのスリーサイズか? 」


「あいつの………あいつのテストの点数だよぉおっ! うぉおおっ! 」


そう言い残し、森屋は奇声を上げながら奴を追ってゆく。


私は疲れるのが嫌いだから後は追わない。


にしてもまさか康太の奴が頭がよかったとは………


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