お前が好きなのは俺だろ?
あっ、もしかして一ノ宮君に言ったのかな?
智香を好きだってこと……
でもだったらなんで一ノ宮君があんな表情をするの……?
「ねぇ、どっちでもいいから入るよ」
「あっ、智香!」
カフェのドアを開けて中に入ろうとする智香。
「ほら、玲。俺たちも行くぞ」
一ノ宮君を引きずるようにして、2人も中に入った。
綺麗でとても落ち着いた雰囲気のあるこのカフェ。
あたしと智香のお気に入りのカフェだ。
いつもはそこに2人で入るけど……
今は目の前に一ノ宮君と、弘也君が居るからなんか不思議……
「……」
「……」
あの……誰か話してください……
ここに入ってから、何とも言えない雰囲気が流れている。
いつもの落ち着ける雰囲気が全くなく、バクバクと胸が高鳴る。