お前が好きなのは俺だろ?


「未来の目を見ると、いつも玲君を見てるのよ。きっとあの子も無意識なんでしょうね」




「っ……」



ふふっと柔らかく笑う祥子さんは、どこか未来に似ていた。



「私は未来の選んだ人なら、何も文句はないわ」



「祥子さん……」



そう言って、優しい瞳で俺にもう一度微笑みかけてくる。




「……さない」



「え?」



「玲、私は未来ちゃんとお前の付き合いは認めない」



「……は?」



黙っていた父さんの口から発せられた一言。




「お前、本当に分かっているのか?お前たちは義理とはいえ、兄妹なんだぞ?」




「でも、血は繋がっていないし、結婚だってできる」




「け、結婚ってお前っ……」



そのことを考えるくらい、俺は真剣なんだ。



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