お前が好きなのは俺だろ?
「え?どうしたんだろう……?」
「トイレじゃないかな?そのうち戻ってくるだろ。」
「そ、そうだよね」
「なに?玲のこと、気になる?」
「へっ!?」
ニヤッとした微笑みをあたしに向けて、嬉しそうにそう聞いてきた。
「ち、違っ!!だれがあんなヤツっ!!」
「はは、未来ちゃんって分かりやす―いっ♪」
「っ!!だから違うってっ!!」
「はいはい」
この顔は信じてないな……
「ってかさ、未来ちゃんも一ノ宮になったんでしょ?だったら玲のこと『一ノ宮君』って呼ぶのおかしくない?」
「いや、まだ親が入籍はしてないから門倉のままなんだ。2人共忙しくて、なかなか都合が合わないからって」
「へ~、じゃあまだ赤の他人ってことか~~」
意味深にそう呟いてうなずく弘也君。